ドラマ【競争の番人】はフリーランスにおすすめ!下請いじめに屈しない

こんにちは、エンモジです。

2022年7月からスタートした月9ドラマ「競争の番人」、見ましたか?

このドラマ、私たちフリーランスにも深く関係する公正取引委員会が主役ということで、「公正取引委員会の仕事をもっと知りたい!」という思いから、視聴しました。

結果として、公正取引委員会の仕事、不正取引について楽しく学べました。

ということで、「競争の番人」のあらすじと感想をまとめましたので、ぜひご覧ください。

(※ネタバレ注意)

目次

「競争の番人」あらすじ

犯人を取り逃がしたことで公正取引委員会に左遷された元・刑事の白熊楓(杏)は、クセのある優秀な審査員、小勝負勉(坂口健太郎)とバディを組み、企業のさまざまな不正を調査し、暴いていく。

小勝負が公正取引委員会に入った理由は、多くの建設会社を取り仕切り、談合をして立場の弱い建設会社を競争社会から引きずり下ろす、官僚・藤堂清正(小日向文世)を追い詰めるためだった。

小勝負は昔、藤堂が仕掛けた談合によって父親を自殺に追い込まれた過去を持つ。

世の中から談合をなくすため、小勝負は自分のチーム、第六審査のメンバーの協力を得ながら藤堂に立ち向かうーー。

「競争の番人」感想

フリーランスとして活動するにあたり、公正取引委員会の名前はよく聞くし、下請法や独占禁止法などに関わることは知っていたけれど、「じゃあ具体的にどういう活動をしているの?」ということは知らなくて、興味ありまくりでドラマを視聴。

企業への立ち入り検査、不正がないかの聴取、留置物のブツ読み(証拠を掴むために留置物を読むこと)などなど、公正取引委員会の仕事が具体的に分かって面白かったです。

警察のように張りこんだり、潜入捜査のようなことをしたり……それでいて、警察のように相手を従わせる強さはなく、予算もない(笑) 大変な仕事だけど権力的にはそんなに強くない、そんな行政機関なんですね。

そして、ドラマで取り上げられた数々の不正……カルテル(複数の企業が商品やサービスの値段を統一すること)、下請けいじめ、談合、不正廉売

下請けいじめの内容は、単価を一方的に減額したり、返品したり、無理な納期で注文したり、おせち券などを買わせたりなど。発注側が優越的地位の濫用をして、下請けに辛い思いをさせていました。

下請けいじめは、私たちフリーランスにとって見逃せない内容ですね。内閣府が公表している「フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの約4割がトラブル経験があるそうです。

参考:フリーランス実態調査結果(令和2年5月内閣官房日本経済再生総合事務局)

また、そのトラブル内容も「報酬の未払いや一方的な減額があった」「仕様や作業時間・納品日を一方的に変更された」など、フリーライターにとって不利益となりえるものです。

ドラマのなかでは、下請け業者たちが公正取引委員会に真実を伝えるなどして、発注元と戦う意志を見せていましたが、実際には泣き寝入りしている方もいるでしょう。

同調査によると、トラブル発生時に取引先と交渉せず、受け入れたフリーランスは約2割いて、受け入れた理由も、取り引きの打ち切りなどによりフリーランス活動に大きな支障をきたすため、が約4割でした。

取引先と戦うかどうかは、契約打ち切りなどを考えると判断するのが難しいかもしれません。でも、戦わなければ下請けいじめはなくならず、ずっと不利益を被ることになるので、声を上げることは大切だと思います。

ドラマでも、そのようなメッセージが伝えられているので、ぜひフリーランスの方には見ていただき、公正取引委員会のすごさや頼もしさを知ってほしいと思います。そして、フリーランスとして自信をもって活動する力ももらいましょう!

フリーランスにはトラブルが発生したときに頼れるサービスがあります。詳しくは「フリーランス・トラブル110番とは?フリーランスなら知っておきたい頼れるサービス」をご覧ください。

まとめ

  • ドラマ「競争の番人」は公正取引委員会が主役
  • 公正取引委員会の仕事や企業の不正行為について学べる
  • トラブルが発生したら泣き寝入りする前に相談サービスを利用する

「競争の番人」は公正取引委員会の仕事が分かる面白さがあるだけでなく、ストーリーも楽しめます。ぜひストーリーも楽しみながら、公正取引委員会のことや不正行為について学んでみてくださいね。

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