こんにちは、エンモジです。
以前に書いた記事で、私はフリーランス向けのクレカのこだわりポイントで次の3つを優先順位の高い順に挙げていました。
①フリーランス向けの特典がついていること
②年会費が無料であること
③還元率が高いこと
そして、フリーランス向けの特典がついている年会費が有料のクレジットカードを発行したのですが、数年使っていてある思いに至り、年会費無料のクレジットカードに切り替えることを決意。
この記事では、切り替えるに至った考えやフリーランス向けの年会費無料のクレジットカードで、私が「よいな」と思った3種類の特徴などをまとめています。
年会費がかかるクレジットカードをやめた理由
私が年会費がかかるクレジットカードをやめた理由は、ズバリ、「意味がない!」と思ったから。
というのも、ライターという仕事柄、大量に何かを仕入れたり、頻繁に何かを買い換えたりということがなく、いってしまえばポイントがべらぼうに貯まるほど費用がかからない。貯まるポイントが年会費を下回る状態で、年会費があることで「赤字」になっている。
それでいて、付帯されている会員特典も「使えるものがない」……いや、「使いたいものがない」が正しいかな。無理やり利用しようと思えば使えましたが、別に必要がなかったので、1回も利用せず(クレカを申し込んだときは、何かしら使えるかなって思ってたんですよ。だから申し込んだけど……トホホ)。
結果、「継続的コストとしてもったいない!」という考えに至り、私に合うのは「年会費無料のクレジットカード」だと気付いたので、無料のクレジットカードの捜索を開始しました。
ちなみに、私が使っていたクレカのポイント還元率は高いと思っていたら、実は低かったことが判明。特典使わない&年会費が付与ポイントを上回る&還元率も低いという、「なんで申し込んだんだろう」状態でした
年会費無料のクレジットカード3選
年会費無料のフリーランス向けのクレジットカードはさまざまありますが、そのなかでも私が個人的に候補とした次の3枚をご紹介します。
・NTTファイナンスbizカード for owners
・P-one Business Mustercard
・三井住友カード ビジネスオーナーズ
NTTファイナンスbizカード for owners
「NTTファイナンスbizカードfor owners」は、NTTファイナンス株式会社が提供している個人事業主向けのクレジットカードです。
レギュラーカードとゴールドカードがありますが、レギュラーカードは年会費無料です。レギュラーカードの特徴やメリット・デメリットをまとめました。
特徴・メリット
- 年会費無料
- ポイント還元率1%
- 国内外の旅行傷害保険付(各最高2,000万円)
- ショッピング保険付(年間補償限度額100万円)
- 屋号付きの口座からも引き落とし可能
デメリット
- ETCカードの年会費550円
- ポイント交換が1万ポイントからの景品が多い(ポイント有効期間2年)
総評
旅行傷害保険やショッピング保険がついていたり、ポイント還元率が高かったりする点はメリットですが、ポイント交換が1万ポイントからの景品が多く、ハードルが高めです。
有効期間も2年と決まっているため、クレカの利用代金によっては期間内にポイント交換できず、せっかく貯めたポイントを捨ててしまうことになる可能性があり、使い勝手の悪さを感じるかもしれません。
P-one Business Mustercard
「P-one Business Mustercard」は、ポケットカード株式会社が提供する個人事業主や法人向けのクレジットカードです。
年会費は初年度無料ですが、カードの利用があれば次年度も無料なので、基本的に何かの支払いに本カードを使えば実質年会費無料で持っていられるでしょう。利用がない場合は、2,200円(税込)の年会費がかかります。
特徴・メリット
- 年会費初年度無料(利用があれば次年度も無料)
- 紛失・盗難保障付
- 購入商品安心保険付(年間補償限度額300万円)
デメリット
- ETCカードの発行手数料1,100円(税込)※更新時にも発生
- 旅行傷害保険は付帯していない
総評
何かしらの支払いで本カードを使えば実質年会費無料でずっと持っていられるため、年会費は気にしなくていいですね。
カードの利用金額1,000円(税込)ごとに2ポケット・ポイント貯まり、ポイント交換では1ポケット・ポイント=3円の交換レートが多いです。
旅行傷害保険を必要としなければ、利用しやすいカードといえるでしょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ
「三井住友カードビジネスオーナーズ」は三井住友カード株式会社が提供するクレジットカードで、一般カードの場合は年会費無料で利用できます(ゴールドカードの場合は、年会費5,500円(税込))。
法人代表者や個人事業主が申し込み可能です。
特徴・メリット
- 海外旅行傷害保険付(最高2,000万円)※不要な場合、ほかの好きな保険に切り替え可能
- 決算書等提出不要
- 利用金額200円(税込)で1ポイント(Vポイント)※条件達成で3ポイント
- 屋号付きの口座からも引き落とし可能
- ナンバーレスカード
デメリット
- 個人カードを持っている場合、カードの利用枠は合算される
- ショッピング補償はない
- ETCカードの年会費550円(税込)※一度でも利用すれば翌年度年会費無料
総評
海外旅行傷害保険が付いていますが、利用しないという方はスマホ安心プランや弁護士安心プランなど、ほかの保険に切り替えられるので使い勝手がいいですね。
三井住友カードの個人カードを持っている場合は、カードの利用枠が合算されるため注意が必要ですが、メリットが多いクレジットカードといえます。
まとめ
- 年会費無料のクレジットカードはコストがかからない
- 付帯保険などはクレジットカードによって異なる
- 自分にとって使い勝手がいいカードを選ぶ
事業で使うクレジットカードを選ぶときには、「自分にとって何の優先順位が高いか」「どのようなクレジットカードが使い勝手がいいか」を見極めることが大切ですね。
私は有料のクレジットカードを発行したことで、自分にとって適したクレジットカードを把握することができました。諸々の支払用として登録してあるクレジットカードを変更する手間は発生しますが、有効活用できていない年会費を払い続けるくらいなら少しの手間をかけて、コスト削減をはかったほうがいいですからね。
私の経験や考えが、あなたのお役に立てれば嬉しいです!