こんにちは、エンモジです。
いまや仕事でもオンライン面談やオンライン打ち合わせが広まり、直接人と会う機会が減っていますよね。
人と直接会うときには髪の毛のハネや服装など、細かいところにまで気を配っていたけど、オンラインになったらそこまで身だしなみに気を配らなくなった、という人もいるかもしれません。
しかし! 自分の第一印象を相手に好意的に受け取ってもらえないと、信頼関係の構築が難しくなったり、仕事の契約の面談だった場合にはそもそも契約してもらえなかったりする恐れがあります。
第一印象が大事な理由について、心理学の観点から紹介します。
視覚情報は55%を占める
人は、初対面の人と会うときに視覚から得る情報が55%を占めているといわれています。次に、相手の声、口調などの聴覚情報が38%、話している内容などの言語情報が7%です。これをメラビアンの法則といいます。
すなわち、新規取引先とオンライン面談をする際に、寝ぐせぼさぼさ、眉毛なし(すっぴん)の顔がどんと相手のパソコン画面に映ったら、「だらしない人だなぁ」と思われる可能性が高いです。しかも、どれだけうぐいすのように綺麗な声をしていても、ノーベル化学賞ものの言論を披露したとしても、視覚情報のインパクトが強くて「だらしない人」という印象は拭いづらいでしょう。
親密になってくると徐々に視覚情報よりも言語情報に重きが置かれるようになります。しかし、どれだけノーベル化学賞ものの言論を持っていても、最初の視覚情報で「この人とはもう会いたくない」と思われてしまっては、話を聞いてもらう機会も失われてしまいます。
最初の第一印象をよくすることは、その後も相手に自分のことを好意的に思ってもらうためにもとても大切ですね。
第一印象は記憶に残りやすい
第一印象は、自分がお得に生きられるか、損して生きるかも左右してきます。例えば、初顔合わせのメンバーでチームで仕事をすることになったとします。Aさんは爽やかにはきはきとした声で「これからよろしくお願いします!」と挨拶してくれました。一方、Bさんはパソコンから目を離すこともなくぼそっと一言「よろしく」。この時点で、Bさんすっごく感じ悪いですよね。
後日、仕事の進捗をAさんBさんに確認すると、二人とも目標まで達していないことが分かりました。このとき、Aさんに対しては「Aさん忙しいもんな、しょうがないな」と肯定的な受け取り方をし、Bさんに対しては「もう! なんでできてないの!」と否定的な受け取り方をする方が多いのではないでしょうか。
このように、第一印象は相手の記憶に残りやすいため、最初に好印象を与えればミスなどがあった場合も好意的に見てもらえますし、悪い印象を与えれば「やっぱり嫌なやつだった」「やっぱりミスした」とマイナスな感情で見られてしまいます。
初頭効果というこの心理状態は、仕事だけでなくさまざまな場面で使えますね。最初から相手にマイナスなイメージを持たれていいことなんてありませんからね。記憶に残りやすい第一印象を好意的に相手に見せるためにも、身だしなみや表情などを意識しましょう。
結局イケメンと美人は強い
どんなに笑顔を意識したって、どんなに身だしなみに気を配ったって、どうにもならないものがあります。それは、顔の造型。服装や仕草で雰囲気イケメンや雰囲気美人にはなれるかもしれませんが、イケメンは生まれながらにイケメンだし、美人は生まれながらに美人です。
なんでこんなことを言うかといいますと、人間の心理的に、イケメン、美人に好感を抱きやすいそうです。人間の、心理的に。こんなこと言っちゃ元も子もない! と匙を投げたくなる気持ち、とてもよく分かります。結局、イケメンや美人は得なんだな……と心の中に冷たい風が吹いた日のことを思い出します。
理由を言いますと、イケメン、美人など見た目がいい人は、見た目の良さに見合う地位や経歴を持っているんじゃないか……と華やかなバックグラウンドがあると思われるためです。これを、ハロー効果といいます。別名は、光背効果。
「光背」というネーミングが、理由を知るともう納得ですよね。いろいろな意味で「結局見た目が大事」ってことですね(笑)
まとめ
- 初対面で視覚情報は55%を占める
- 相手の心情は第一印象に左右される
- イケメン・美人はすでに武器持ち
漠然と「人は見た目が大事だから」「初対面だから第一印象はいい印象を与えないと」と思っていた方も、心理学を知ることでより明確に「第一印象は大事!」と思えるようになったのではないでしょうか。
仕事でも、プライベートでも、第一印象をよくして損することはないので、相手を不快にさせないためにも身だしなみや表情、態度などを意識していくといいですね。