こんにちは、エンモジです！
人間にとって、切っても切り離せないのが「人間関係」です。学校でも、会社でも、もちろんフリーランスにとっても、周りの人と良好な関係を築くために「人間関係」は大事なもの。
ということで！ 今回は心理学から「人間が相手に好意を抱く要素」をご紹介します！ 好意をもち、好意をもたれたら、心地よい関係を築けるもの……人間関係の構築に悩んでいる方は、ぜひご参考にしてください。
人間が相手に好意を抱く要素①距離が近い
「距離が近い」ことは、人間が相手に好意を抱く要素のひとつです。距離とは、人と人との物理的な距離のことをいいます。たとえば、家が近い、席が近いなど。学校や会社などで、席が近い人とは仲良くなって、遠くの人とは仲良くなるのに時間がかかった、ということは多くの人が思い当たるのではないでしょうか。
あとは、遠距離恋愛と近距離恋愛では、遠距離恋愛のほうが関係を続けるのが難しい……ということもあると思います。距離が近い方が、話す機会などが多いので「相互作用」が生じ、好意を抱きやすくなるのですね。
話したりといった接触がなくても、相手を何度も目に入れるだけで好意を抱く傾向も、人間にはあります。これを「ザイオンス効果（単純接触効果）」というのですが、たとえば、毎朝バス停で一緒にバスを待つ人や、毎日すれ違う犬の散歩をしている人など。
私も経験ありますね、ザイオンス効果。毎朝乗っていた電車で、毎回反対側のシートに座っていた見知らぬ人に対して、特に理由もなく好印象を抱いていました。好きな人に好かれたければ、なるべくその人の視界に入るようにすれば、好意を抱かれやすいかもしれない……ですね。
人間が相手に好意を抱く要素②類似性がある
これは多くの人が「わかるー」と共感しそうな内容ですが、類似性があることは人間が相手に好意を抱く要素のひとつです。たとえば、同じ学校出身、同じ趣味、ライフスタイルが似ている、同じような考え方をもっているなど、自分と似たような要素のある人に、人間は好意を抱きやすい傾向にあります。
相手が同じ出身地だったり、同じ趣味だったりしたとき、なんだか嬉しくて、無条件に「好き」と思ってしまいませんか？ 私は静岡出身なのですが、「静岡県民に悪い人はいない」「静岡県民はみんな優しい」なんて、勝手に思っています(笑) 県外に出て、走っている車が静岡ナンバーだったらそれだけでも「あ、静岡だ！」と好意を抱いちゃいます。
ちょっと私は類似性の効果を受けすぎかもしれませんが、類似性によって好意を抱いた経験がある方もきっと多いはず！ その理由は、自分の考えが他者と同じことで「自分の考えは正しい」と思いたい人間の習性と、「所属欲求」があり「人と一緒」であることに安心する習性があること。あとは、自分と似ているので、相手のことを理解しやすいことも関係しています。
相手との類似性を知るためには、「自己開示」をするといいかもしれません。「自己開示」とは、自分の情報を相手に伝えることです。「○○学校出身です」「趣味は××です」など、相手に自己開示することで、相手は自分が開示したことと同じ分だけ開示してくれるといわれています（これを「自己開示の返報性」といいます）。
自己開示して、相手が類似性を感じてくれれば、好意を抱いてもらいやすいかもしれませんね。
人間が相手に好意を抱く要素③見た目がいい
人間が相手に好意を抱く要素、最後のひとつは「見た目のよさ」です。字のごとく、一般的に「かっこいい！」「かわいい！」などと言われる美男美女たちに対し、人間は好意を抱きやすいといわれています。
理由は、「これだけイケメンだったら、経歴も華やかで、いまの社会的地位も高いんだろうな～」などと思ってしまうため……ハロー（光背）効果といわれる心理効果が働いてしまうんですね。
「見た目のよさ」＝「好意を抱かれやすい」なんて、心理学的に悲しい現実！ でも、顔の造型や体型を変えることは難しくても、はねた髪を整える、服の皴をなくす、笑顔を心がけるなど見た目の印象を良くすることはできるはず！ 自棄にならず、見た目に気を配っていきたいですね……。
まとめ
- 距離の近さは心の近さ
- 自己開示をして類似性を感じてもらう
- 外見のよさは好意を集める
人間が相手に好意を抱くには距離の近さや類似性、見た目のよさという要素があるため、お互いの類似性を見つけたり、物理的な距離を縮めたりすると、良好な人間関係を築けて、人間関係に関する悩みが解消するかもしれません。
今回ご紹介した心理学が、少しでもお役に立てれば幸いです！
