スノーボードで起きる怪我と防止策を実体験から解説します

こんにちは、エンモジです。

スノーボードをこれから始めようという方は、「スノーボードって怖そう」「スノーボードって怪我しそう」と心配や不安を抱いていると思います。

スポーツというものはいずれも怪我がつきもので、スノーボードも例外ではありません。怪我のリスクは大いにあります。

そこで! スノーボード歴10年以上、スノーボードで怪我した経験も多い私が、実体験からスノーボードで起きる怪我とその防止策について解説します。

決して「スノーボード危ないぞ~」って煽りたいわけではなく、怪我のリスクも承知したうえで防止策をおこない、楽しく滑ってもらえたらいいな~って思ってるので、「スノーボード怖っ! やめよっ!」ってすぐにウィンドウ閉じないで~~!

目次

スノーボードで起きる怪我

スノーボードは、ただ滑るだけでなくキッカーやジブ、グラトリなど楽しいことがたくさんあります。そのため、スノーボードで起きる怪我もさまざまです。

私が経験したスノーボードで起きる怪我をご紹介します。

キッカーで脱臼と骨折

よーし行くぞー! ザーッと滑って……さぁ飛ぶぜぇ!! 

はい。キッカーで脱臼と骨折をしました。私は、怖いもの知らずでどんなキッカーにも果敢に挑戦していた時期がありました。意気揚々とスタートして、思ったよりもキッカーが大きくて、全然飛距離が足りなかったことに衝撃を受けバランスを崩し、テーブルに肩から落ちました。

ポキッ。

はっきり聞こえた骨の音。あぁ、これはやっちまった……。

いつまでも転がっていては次の人がきたら危ないので急いで立ち上がり脇によける。幸い完璧な脱臼ではなく亜脱臼だったため、医務室に行こうと歩き始めたらカコンッと外れていた肩が自然に戻りました。

そして、滑るのを中断し病院へ行ったら、脱臼だけでなく上腕骨あたりも折れているとのこと。脱臼+骨折ということで、脱臼が癖になるのを防ぐために固定+安静。

骨折と脱臼って、思ったよりも痛くないんです。だけど、やっちまった痛さのボーダーラインというものが自然と分かります。あぁ、これ以上滑ったらダメだなって思うくらいの患部の熱さや痛さだったら、悪化しないためにもすぐ病院へGOです。

グラトリで靱帯損傷

グラトリは、急斜面よりも緩い斜面のほうが練習しやすい! ということで、ほぼほぼ平地みたいなところで練習してたら転倒。伸ばした状態の腕が雪面に叩きつけられたら、肘のあたりがポキッ。これもはっきり聞こえました。

痛い。じんじんする。骨折か? でも、骨が折れた感じじゃない(骨折経験あるから分かる)。曲げると痛い。赤く腫れてきた。やっぱり骨折? いやでも、やっぱ違う感じする。

とりあえず、痛い腕をかばいながら滑り、キッカーも飛びました。そして後日病院へ行くと、靱帯損傷。「肘の脱臼じゃなくて良かったね、肘の脱臼は戻すの大変なんだよ」とお医者さんに言われ、肘の脱臼はしたくないと思ったあの日。

あと、転倒はなくただグラトリをやっただけなのに膝の靱帯を損傷した経験もあります。グラトリってのがソネ360で、ソネやったら小さくポキッって聞こえました。でもあんまり痛みが分からなくて、ソネが楽しすぎて、何度も何度もやっていたら……脚が痛くなっていました。

脚痛いからじゃあスイッチでソネを~なんて遊びまくって、ゲレンデから帰ってからも脚が痛くて、ってか悪化してる感じがして。靱帯損傷かなって思ったら靱帯損傷していました。

ソネ怖っ! でも楽しいからまたソネをやってしまうんだな、これが。

いつの間にか骨折

これが一番の謎。っていうかホラー。ただ滑っていただけなのに肋骨折れていました。

ただ滑るっていっても、私の場合はグラトリもやるしパークも入るしで、転倒リスクは大きいです。そのため、きっとどこかのタイミングで折ってしまったのでしょうけど、気付いたのがゲレンデから帰ってから。

くしゃみするとお腹が痛い、笑うとお腹が痛い、仰向けに寝転がるときにお腹が痛い。お腹というか、肋骨のあたりが痛い。もしやと思って病院に行ったら、肋骨折れてました。

くしゃみ、笑い、仰向けに寝転がる行為……これで肋骨のあたりが痛かったら、肋骨骨折を疑った方がいいです。

スノーボードの怪我の防止策

怪我が多い私は、怪我を防止するためにさまざまな策を張り巡らせています。もちろん、防止策をおこなっていても状況によっては怪我をすることもありますが(靱帯損傷とかね)、防止策があったからこの程度の怪我で済んでいるということも。

備えあれば憂いなし! ということで、できるだけの怪我防止策はおこなっておきましょう!

プロテクターの着用

転んだときに痛い思いをしたくない、軽減したいのなら、プロテクターをおすすめします。プロテクターは、上半身(胸・肩・背中・腕)、膝、お尻用などさまざまな種類があります。

そして、その強度もさまざま。本当に硬いプロテクターもあれば、手で折りたためるくらいのふにゃふにゃなプロテクターもあります。転倒したとき、お尻をついたとき、膝から座るとき、もちろん強度が高い(厚みがあって硬い)プロテクターのほうが痛みは少ないです。

私の場合ですが、脱臼の再発を防ぐため肩サポーターも着用しています。もともと怪我をしていて弱くなっている部位がある人は、該当部位を重点的に補強することもご検討を。

ちなみに、ガチガチのプロテクターを付けるとめっちゃガタイよくなりますが、見た目<怪我防止を重視しましょう。

ヘルメットの着用

何が何でも大事な頭。守るために、ヘルメットを着用しましょう。ゲレンデは、雪がふわふわで転んでもまったく痛くないときもあれば、ただの氷でアスファルトに転ぶのと同じくらいの痛みを味わうときもあります。

しかも、転ぶときの体勢なんて予測ができません。前方、後方問わずでんぐり返しみたいに転がることもありますし、逆エッジがかかったときなんて頭を強打する可能性も。

いつなんどき、頭を打ち付けるか分からないのがスノーボードです。「スタイリッシュな格好で滑りたいから~」と言う人も、自身を守るためにヘルメットの着用をおすすめします。

入念な準備運動

スノーボードに限らず、スポーツの前には入念な準備運動、大事ですね!

首、肩、腕、腰、脚など、全身の筋を伸ばしておきましょう。身体をほぐしておくことで、急に筋が引っ張られて傷つくということを防ぐことができるはず。滑る前、毎回毎回念入りにストレッチをしております。

特に、過去に怪我した箇所や首は重点的におこなっています。滑り終わったあとも、入念なストレッチ。疲労などからくる痛みが軽減することを願って。

テーブルに落ちない

キッカーのテーブルには落ちないようにしましょう。キッカーの形状にもよりますが、大皿が何枚も乗りそうなザ・テーブルみたいなテーブルがあるキッカーもあります。テーブルは固められていることが多いので、固い平地と同じと考えてください。すなわち、テーブルに落ちたら地面に落ちたも一緒。

そんなところに上手くボードから落ちれたらいいですが、私みたいに身体から落ちたら平地のため衝撃が逃げず、もろに喰らって脱臼、骨折の危険があります。テーブルに落ちる理由は、リップからの飛距離が少ないためです。キッカーのスタート位置からのスピードが足りないということですね。

大きなキッカーだと恐怖心が湧き出てきてスピードをセーブしてしまうかもしれませんが、スピードを落とす方が斜面まで飛べない可能性があるため危険です。斜面まで飛べれば、そこで転んだとしても身体が転がって衝撃が分散されます。

キッカーに挑戦する際には、キッカーの大きさに合わせたスピードを出して飛ぶこと、そして、テーブルに落ちてしまいそうになったらなるべく脚(ボード)から落ちるようにすること。

最初は小さいキッカーで練習し、スピード感や身体を慣らしていくといいですよ。

平地で転ばない

これもキッカーのテーブルと同じですが、ゲレンデの平地では転ばないように気を付けましょう。平地で転ぶと、衝撃が逃げないためダイレクトアタックされます。ダイレクトアタックされて靱帯の損傷や、指、手首から雪面についた場合は指や手首を負傷する恐れがあります。

雪面が固いと、柔らかいはずのお尻からついても超痛いですからね。尾てい骨なんて打ったら、悶えるんじゃないか、というか折れるんじゃないか。

転ばないに越したことはありませんが、転ぶなら平地ではなく斜面で。固い雪面ではなく柔らかい、雪が積もってる雪面で。雪が積もってると思っても、その下にはアイスバーン(氷)が隠れていることがあるので、油断大敵。いつ氷に乗っちゃっても大丈夫なように、「かもしれない滑り」を心がけましょう。「凍っているかもしれない」「エッジが効かないかもしれない」……書いていて思った、スノーボードって自然相手だし、危ないスポーツだな(笑)

今後の防止策予定

脚のサポーターですね。ソネで膝の靱帯損傷をする恐れが分かったので、脚全体をぎゅっと締め上げるような、脚用のサポーターを着けようと思います。

そこで、狙っているのがCW-X。スポーツタイツなので、私の膝や脚をがっちり補強してくれると信じています。スノーボードでは使ったことがないので、またスノーボードで使用してみての感想をまとめますね(来季になるだろうな)。

まとめ

  • スノーボードは怪我のリスクがあるスポーツ
  • プロテクターやヘルメット着用など怪我防止策をおこなう
  • スノーボードは安全に楽しく滑ろう!

車と同じで、自分自身が気を付けていても、誰かがぶつかってきたりボードが流れてきたりしてもらい事故で怪我をするリスクもあるのがスノーボードです。

どのような状況でも怪我を回避するために、ぜひできる怪我防止策はおこなっておきましょう。そして、楽しいスノーボードライフを送りましょう!

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