こんにちは、エンモジです!
簿記の解説記事も第4弾になりました。今回は、資本編です。
目次
資本とは
簿記でいう資本とは、資産から負債を引いたもので、「純資産」とも呼ばれています。
資産からマイナスなものである負債を引いたものになるので、「純粋な資産」と考えると分かりやすいかもしれません。
仕訳をするときには、借方が「資本の減少」、貸方が「資本の増加」となり、関わる決算書は「貸借対照表」です。
エンモジ
資本=純資産ですが、この解説記事シリーズでは「資本」で統一していこうと思います。
資本の勘定科目と仕訳例
資本に該当する主な勘定科目は「元入金」です。フリーランスになるときに、最初に用意する事業用のお金のことですね。
資本に関する仕訳をご紹介しますね。
【仕訳例】現金500,000円を元入金とした。
借方 | 貸方 |
---|---|
現金500,000円 | 元入金500,000円 |
プライベート(個人)で考えると現金50万円は減少したことになりますが、フリーランス(個人事業主)として考えると、事業の資本が50万円増加し、事業の現金も50万円増加したことになります。
もし負債のほうが多かったら……
資本は、「資産ー負債」で求められますが、もし「資産―負債」がマイナス、いわゆる「負債のほうが多い状態」だった場合、事業に損失が出ていることを表します。
資産が負債より少なくなることがないように、利益をしっかりと出していく事業を行なっていきましょう。
まとめ
- 資本は資産から負債を引いたもの
- 資本の増加は貸方、減少は借方
- 資産より負債のほうが多いと損失が出ている
簿記の資本について分かりやすく簡単にまとめてみました。
フリーランスになるときには、最初に「元入金」という資本勘定を使用したと思います。資本に関する勘定科目はそんなに頻度高く出てくるものではありませんが、資産や負債の勘定科目と同様、欠かせないものです。
事業を行うからには損失ではなく利益を出したいもの。毎年毎年利益をあげられるような事業を行なっていきたいですね。