こんにちは、エンモジです!
スノーボードって、泊まりで2日間滑ろうと思ったら、リフト券代が2日分かかりますし、宿代も必要です。お金がかかるので、そう何度も泊まりで行くのは難しいですよね。
しかし、そんなお金のかかる泊まりスノーボードをお得にできる宿泊プランがあるのです。その名を、BLACKBOX(ブラックボックス)。
今回は、スノーボード歴10年以上の私がスノーボードを始めて間もないころからお世話になっている、BLACKBOXについてご紹介します。
BLACKBOXとは
BLACKBOX(ブラックボックス)とは、リフト券+宿(食事つき)でゲレンデに格安で遊びに行ける宿泊プランのことです。
予約できるゲレンデは限られますが、一泊二食+リフト1日券で大人一人7,150円~。リフト代が1日券でだいたい5,000円ほどだとすると、2,000円ちょいで一泊二食の宿に泊まれる計算になります。もちろん、リフト2日券プランもあるので、2日間思いきり滑ることも可能です。
プラン料金は、ハイシーズンの割増料金や追加オプションなどで大きく変わることもあります。また、泊まる宿もランダムなので、ゲレンデから少し離れた宿や、反対に、徒歩でいける距離の宿の場合もあります。公式HPに参加宿リストがあるので事前にどんな宿があるのか確認することはできますが、宿泊先は宿泊の数日前にメールで知るか、ゲレンデの受付で当日に知るかしかないので、「どんな宿に泊まるんだろう」とワクワク感もあります。
追加オプション
「叶うといいなオプション」というものがあり、オプションを付けると一人550円~4,400円の+料金がかかります。しかし、この追加オプションはあくまで「叶うといいな」なので、叶わない場合もあります。叶わなかった場合は、+料金がかからないので安心してください。
追加できるオプションはゲレンデによって異なるので、ゲレンデごとの宿泊プランを確認してください。
【叶うといいなオプション】
・ホテルクラスオプション
・夕食バイキングオプション
・ゲレ近オプション
・天然温泉の宿オプション など
ちなみに私は、「叶うといいな」でいつも「ゲレ近オプション」を追加しています。一人550円で追加できるので、お得。たくさん滑ってクタクタのまま車を運転して宿に行くの、大変じゃないですか。ゲレ近の宿の場合、徒歩圏内のこともあるので、宿に車を置き、宿で着替えて滑ってまた宿で着替えて……なんてこともできるので、車の運転の手間や寒空の下で着替える辛さを味わわなくて済む可能性が高いです。
それと、2021-2022からかな? 「リフト券なし」オプションも出ました。「リフト券なし」オプションを選択した場合、大人は1,100円、子供は550円料金マイナスになるようです。
割増料金
BLACKBOXは、利用する日付によって割増料金があります。割増料金にも段階があり、割増なしの日、1,000円~2,000円で済む日、7,000円近い割増しになる日など、段階が分かれています。割増料金になる日は、土日祝、あとは1月2月のハイシーンなど。
いくら割増しになるかは日付以外に、ゲレンデによって異なります。BLACKBOXの公式サイトで行きたいゲレンデのカレンダーを確認すると、料金の割増日なのか、いくら割増しされるのかが分かります。予約できるか否かも「〇」や「△」で表示されているので、併せて確認できます。
また、1室2人利用の場合、一人につき1,100円割増しになります。私はBLACKBOXを2人で利用することが多いので、この割増しは痛いです……^^;
BLACKBOX利用の流れ
BLACKBOXの利用はとても簡単にできます。BLACKBOXの予約方法や支払い方法などを紹介します。
BLACKBOXの予約方法
BLACKBOXを利用するには、まずBLACKBOXの公式サイトへいきます。そして行きたいゲレンデを選択し、ページ下部にある「プランの内容を同意して進む」をクリック。
すると、1泊プラン、2泊プランなど複数のプランがでてくるので、希望のプランを選択。あとは宿泊希望日や追加オプションなどを入力し、料金を確認。最終確認画面でプラン内容などに誤りがないか確認し、予約して完了です。予約受付メールも届くので、メールをチェックしましょう。
私はweb予約しかしたことがないのですが、電話予約もできます。電話予約の場合受付時間が決められているので、web予約に抵抗がない人はwebからのほうが時間を気にせずできていいかもです。入力項目も簡単なのですぐできます。
BLACKBOXは7日前からキャンセル料が発生します。その他の注意・確認事項はそれぞれのゲレンデの予約ページに記載されているので確認しておきましょう。
プラン料金支払い方法
プラン料金は、当日に支払います。支払う先は、ゲレンデのチケットセンターか宿泊先の宿です。宿泊先の宿の場合、プラン利用日の数日前にメールで宿泊先の情報が届きます。その場合、ゲレンデに行く前に宿泊先に行き、プラン料金を支払ってリフト券をもらいましょう。
ゲレンデのチケットセンターで支払いをする場合は、該当のチケットセンターへ行きプラン料金を支払います。そのときに、宿泊先が分かります。プラン料金の支払い場所はゲレンデによって異なるので、予約時やBLACKBOXから届くメールを確認しておきましょう。(本当は宿支払いなのに最初にゲレンデのチケットセンターに行った場合、リフト券は宿で入手するので何もできず、一旦宿に向かってまたゲレンデに行くという手間が発生します)
プラン料金の支払いは現金のみです。宿によってはカードなど現金以外でもいけた記憶がうっすらとあるのですが、BLACKBOXの利用は基本的に現金支払いと考えていたほうがかたいです。(でないと、せっかくゲレンデに着いたのに現金不足で料金を支払えず、少し離れたコンビニまでお金を下ろしに行くという手間が発生します。実際にやりました(笑))
BLACKBOXのメリット
BLACKBOXは、ゲレンデのリフト券と宿がセットになったプランなので、価格の面からメリットが大きいです。BLACKBOXのメリットを2つ解説します。
ゲレンデ&宿セットが低価格
BLACKBOXは、ゲレンデリフト券と宿がセットのプランを低価格で利用できます。私は基本的に、一泊二食+リフト2日券で利用するのですが、平日泊まりで一人当たり15,000円しません! もちろん行くゲレンデや日付による割増料金によっても変わってきますが、自分で宿を予約してリフト券を買って……とやるよりもお得です。
たとえばリフト券の1日券が5,000円だとして、2日券で約10,000円。素泊まりの宿が6,000円くらいだとすると……この時点で、一泊二食つくBLACKBOXのほうがお得です。これでゲレ近オプションも叶ったら、安いだけでなく時間いっぱい滑ることもできて万々歳です。シーズン中に何度も泊まりで滑りに行きたい……そんな人にはうってつけのプランでしょう。
宿を探す手間がかからない
BLACKBOXは日付とゲレンデを決めて申し込めば勝手に宿が割り振られるので、自分で宿を探す手間がかかりません。自分で泊まりで滑りに行きたいと思ったとき、宿を探すのって結構苦労しますよね。なるべくゲレンデ近くがいいし、なるべく安いところがいいし、ご飯もついて安いならそれに越したことはないし……と、考えること、確認すべきことが多くて宿探しだけで疲れちゃいます。
その点、BLACKBOXを利用すれば宿は指定されるので、「泊まりで滑り」の諸々の煩わしさが解消されます。リフト券を宿で受け取りの場合は、ゲレンデのチケットセンターにわざわざ並ぶ必要もなくなりますからね。簡単な予約手続きをしてあとは当日を待つだけなので、本当に楽です。どこの宿になるかという楽しみもあります。
BLACKBOXのデメリット
BLACKBOXは安い! ラク! というメリットがありますが、だからこそのデメリットも存在します。私的にはデメリットよりメリットの恩恵のほうが大きいので何度もリピートしていますが、たまにデメリットで辛い思いをするときもあります。
宿はランダムで選ばれる
宿がランダムで選ばれることは、探す手間がない点ではメリットですが、時に辛い思いをするときもあります。私が過去に泊まった宿で主に辛かったことは次の通りです。
・布団が冷たい&重い
・シャワーの出が悪い、水圧が弱い
・シャワーから熱いお湯が出ない(ぬるい)
・洗面台の蛇口からお湯が出ない
・廊下に暖房器具がない
・換気必要系の暖房器具
・駐車場が宿と離れている
ゲレンデがあるところって、基本的に雪国です。寒いです。だから、宿や部屋が暖かくないのは辛すぎるんです。お風呂場も同様です。たくさん滑ってたくさん汗かいて、さぁお風呂でさっぱりしよーっ! と思って浴室に行くと、シャワーの水圧が弱い。そしてぬるい。寒いし、シャンプーとか流すのに時間かかるし、至福の時間となるはずだったお風呂の時間が地獄に変わります。
あとは、部屋の暖房器具が石油ヒーターなど換気が必要系の場合、夜は止めちゃうので寒い。それでいて、布団がまったく温かくないものだと寒くて眠れず、夜中に何度も起きます。
寒さ対策しっかりしている宿も多いですが、あんまりな宿もあるので、BLACKBOXを利用する際には良い宿に当たることを願うばかりです……。それと、駐車場が宿に併設されているところがいいですね。荷物の出し入れとか、距離離れていると単純に面倒臭いですし、雪降ったり積もったりしている寒い中行うには、宿と車の距離が近いに越したことはありません。
部屋に炬燵があったり部屋が広かったり、宿のどこかに自販機があったりすると、テンション上がります。
アメニティなどの荷物が増える
BLACKBOXの参加宿は基本的に民宿系なので、洗面台、トイレ、お風呂は共同の場合が多いです。そして、寝間着や歯ブラシなどのアメニティは、基本的についていません。
そのため、BLACKBOXを利用する際には寝間着や歯ブラシ、バスタオルなどのアメニティを持っていく必要があります。ホテルなどの場合はアメニティが揃っていることが多いので、比べてしまうと荷物の量は増えてしまうでしょう。滑って帰宅した日には洗濯物がどっさりです。
BLACKBOXを利用する際には、タオルや歯ブラシなど忘れ物をしないように気を付けてください。また、宿によっては部屋にティッシュがない場合もある(というか、ほとんど!)ので、ボックスティッシュも持っていくことをおすすめします。
選択できるゲレンデが限られる
BLACKBOXは、すべてのゲレンデが選択できるわけではありません。2021-2022シーズンに選択できたのは6つのゲレンデです。
【2021-2022シーズンBLACKBOX対象ゲレンデ】
・舞子スノーリゾート
・斑尾高原スキー場
・白馬47
・戸狩温泉スキー場
・赤倉観光リゾート
・妙高杉ノ原スキー場
BLACKBOXで選択できるゲレンデは毎年? 数年ごと? に変わるようで、数年前には「野沢温泉スキー場」や「黒姫高原スノーパーク」もありました。
BLACKBOXで対象となるゲレンデ以外に行きたい場合は、BLACKBOXを利用できないのでご注意ください。
……もっとBLACKBOXの対象ゲレンデ、増えてほしいですね。かぐらスキー場とか苗場スキー場とか。いま一番入ってほしいと思うのは、かぐらスキー場です。好きなんです、かぐらスキー場。
まとめ
- BLACKBOXはリフト券&宿セットの低価格プラン
- 宿泊先が分からないからドキドキ
- アメニティ類の忘れ物に注意!
BLACKBOXはスノーボーダーやスキーヤーにとっては格安でゲレンデに行けるとてもお得な宿泊プランです。宿によって当たりはずれがありますが、安く行けているので、それもまた楽しみの一つってことで……。
BLACKBOX公式サイトの予約受付カレンダーは毎年12月に入ってから更新されるので、「BLACKBOX利用してみたい!」という方はシーズン近くなったらサイトをチェックし、ぜひ利用してみてください。