フリーランスにおすすめの会計ソフトとは?簿記資格保有者の私が比較検討してみました!

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こんにちは、エンモジです!

フリーランスとして活動するのに欠かせない会計ソフト。その種類はさまざまあり、どれを使えばいいか迷ってしまいますよね。

私も、初めて利用するのでどれが一番使いやすいか分からなかったため、有名な会計ソフト3つを全部お試しし、比較検討してみました!

商業高校出身で在学中に日商2級を取得した私が、それぞれのソフトを使ってみた感想やメリット・デメリットを赤裸々に綴っていきますので、迷われている方はぜひご参考ください。(※2021年6月時点の情報です)

目次

比較する3つの会計ソフト

フリーランスとして活動するためには、日々の帳簿付けが大事!

帳簿を付けることで、売上や経費などが分かり、自分の事業がどのような財政、経営状態なのかが分かります。それだけでなく、青色申告をするためには複式簿記を行わなければならないため、確定申告のためにも大事な作業です。

手書きで帳簿を付けることも可能ですが、業務に追われながら手書きで帳簿を付けることははっきり言って困難で、間違えて記帳してしまった場合、全部書き直しとなるとすべてを投げ出したくなります。

そこで便利なのが会計ソフト。パソコンなどでデータを打ち込めば、必要な帳簿にすべて反映してくれて、口座などを紐付ければ、仕訳も自動で予測して行なってくれます。

エンモジ

実は、私は最初手書きで帳簿を付けようと思っていました(笑)
でも、転記漏れや書き直しがあると絶対大変だと思い直し、会計ソフト様に頼ることにしたのです。

候補は次の3つの会計ソフト。

  • 会計freee
  • やよいの青色申告オンライン
  • マネーフォワード クラウド確定申告

理由は、それぞれ有名であり、利用者も多くいたからです。

エンモジ

無料お試しもできるということで、使いやすいソフトを見極めるために3つ試すことにしましたが、正直最初は、マネーフォワードは除外してもいいかなぁと何となく思っていました。本当に、何となくです(笑)

そうは思っても、せっかくならすべて試そうと、試用開始日を同日にして、それぞれ全く同じように仕訳の入力等をしていきました。

使ってみての感想を赤裸々告白!

それぞれの会計ソフトを使ってみての感想を、赤裸々に綴っています。自分でも、思いもよらない結果となったことに驚きました。

エンモジ

私は簿記の資格も持っていますし、簿記大好きっこなので、「簿記経験者」としての感想となっています。
その点、あらかじめご了承ください。

①会計freee

まずはツバメちゃん(?)が可愛い「会計freee」を使ってみた感想やメリット・デメリットをお伝えしますね。

「使いやすい」という声をよく見かけていたので、「これが1番良さそうだ」などと、ほとんどこれで決定とばかりに思っていました。

いまだから言えます。お試しして良かった……。

メリット

  • 試算表(貸借、損益)は見やすい
  • 口座・クレカの連携ができる
  • レシート撮影があるし、デザインは見やすい(※アプリ)
  • 収支や連携情報が見られるのはいい(※アプリ)
  • 請求書のテンプレが細かく編集できる&好みの様式

デメリット

  • 勘定科目がいっぺんに見られない(画面に入りきらない部分がある)。検索機能はあるけど、勘定科目が画面スクロールしないと見られない部分があるのは不便
  • 色が少ないから、どこに何が書かれているかパッと見分かりづらい
  • 借方貸方両方表示かつ入力できてほしい(非常にやりづらい)
  • 「仕訳帳」で最新取引が一番上に来ないの、地味にストレス
  • 基本的にエンターで次にいけないの面倒臭い
  • 口座の取引をすぐ反映させたいのに「今すぐ同期」を押してもすぐ同期しない(しばらく時間経ってるのに※弥生より同期は早かった。マネフォと比べて10分以上あとに反映された)
  • 上記とは別取引。口座取引発生してから5時間後、反映されていないため「今すぐ同期」を3回クリックしても反映×。別ページから戻ってきたら「未登録明細」としてやっと挙がっていた

総評

エンモジ

1週間お試ししたときの心境は、「3つの中で一番ない」でした。

デメリットの中でも一番嫌だったのは、借方貸方両方が入力できないこと。仕訳を分かっているため、自分で入力するほうがソフトに自動仕訳されるより間違いがないんですよね。

色遣いも良く言えばシンプル、悪く言うと地味なため、仕訳が見づらい。どこに何を入力すればいいか、何が表示されているかが分かりづらく、操作に不便さを感じました。

しかし、試算表はシンプルだからこそ見やすく、アプリのデザインも良かったです。アプリのアイコンのツバメちゃんもかわいいですしね。

②やよいの青色申告オンライン

続いて、やよいの会計ソフトです。どうやら利用者が多い会計ソフトらしく、「利用者が多い=使いやすい」という印象を受けたので期待値は高かったです。

メリット

  • 勘定科目がいっぺんに見られて分かりやすい
  • 貸借両方記入できるから、仕訳結果が分かりやすい
  • 見た目でどこに何の記載があるのか色遣いが良く分かりやすい(帳票系)
  • 口座・クレカ設定可能
  • 試算表、「売掛金」欄で取引先が分かるのはいい

デメリット

  • スクロールがカクカクでちょっとストレス
  • 一つ前や最初の画面に戻りづらい(どこで戻れるのかぱっと見分かりづらい)
  • 「仕訳の入力」、出てきた勘定科目をいちいちクリックしないとならず、エンターで次に進めないの面倒
  • ページの読み込みが長い。結構ストレス
  • 「振替元」・「振替先」じゃなくて借方貸方で表示してほしい
  • 試算表(貸借、損益)は表示される行が多く少し見づらい(しかし、矢印タブを押して詳細を隠せば問題ない)
  • 口座の取引反映が遅すぎる(午前に処理、12時間後くらいに見てもまだ反映されていない。それからまた10時間後くらいに見て、やっと反映されていた。反映までに少なくとも12時間以上はかかることが分かった)
  • 上記とは別取引。取引後から5時間経過していても反映されていない
  • レシート撮影はあるが別アプリをとらないと使えない(アプリ取得画面に誘導される)(※アプリ)
  • 取引入力専用という感じ(入力画面、レシート撮影、取引一覧くらいしかなく、収支のまとめや口座などの連携情報が見られない)(※アプリ)

総評

やよいの一番のデメリットは、連携している口座取引の反映がとてつもなく遅すぎることです。日々仕訳をして管理していきたいため、反映が遅いのは致命的なデメリットといえますし、「その日のうちに仕訳したいから」と手動で入力したのでは、連携している意味がまったくありません。

それに、ページ切り替え時の読み込みが遅いのもストレスが大きいです。スムーズに記帳できないのは、時間ロスになります。請求書作成ツール(「Misoca」)もありますが、これも会計ソフトとは別料金で契約しなければならないため、コストがかかる&操作する手間が倍になり、煩わしいです。

エンモジ

やよいは、お試し開始から9日目で早々にクビにしました。
3つの会計ソフトをお試ししていたため、それぞれに同じように入力していくのは手間でしたからね。「絶対に使わない」というやつはとっとと切ろうという気持ちで解約です。

③マネーフォワード クラウド確定申告

「念のためお試ししとくか」という軽い気持ちでお試しを開始したマネーフォワード。

侮っていてごめんなさいっていう感じです。すごく使い勝手のいいソフトでした。

メリット

  • グーグルアカウントで入れるの楽
  • 「仕訳帳入力」、借方貸方両方の入力ができ、エンターで次に進めるのめっちゃ楽(いちいち出てきた勘定科目をクリックしなくてもエンターで決定できる)
  • 連携している口座情報が「再取得」を押してから反映されるまでが早い(取引後ほんの数分のちに「再取得」ですぐ反映された)
  • 上記と別取引。口座取引から5時間後に「再取得」ですぐ反映された
  • 口座・クレカの設定可能
  • 仕訳帳超見やすい(メモした詳細まで出てくれるし、データ連携や口座残高データも見られる)(※アプリ)
  • 請求書を作成すると売掛金の回収まで仕訳が自動で表示される(「実現」ボタンを押すのみ)

デメリット

  • 「仕訳帳入力」、勘定科目に大区分けがないのは不便(入力検索はできる)
  • 請求書のテンプレがあまり好みではない

総評

エンモジ

メリット多すぎ! デメリット少なすぎ!

他2つの会計ソフトと比較しても、メリット・デメリットの差は一目瞭然です。入力もしやすく、試算表などの帳票も見やすいため、使い勝手がいい

操作性はもちろんのこと、口座取引の反映が他2つと比較すると「瞬時!」といっても過言ではないくらいの早さなので、日々の帳簿付けがストレスなくできます。

会計ソフト3つを試してみての総評

会計ソフト3つをお試しで使用してみて、私が一番使い勝手がいいと感じたのは「マネーフォワード クラウド確定申告」です。

やはり、借方貸方両方を入力できて仕訳がやりやすいことや、口座取引がすぐに反映されることが、操作性や日々の帳簿付けの観点から非常に使い勝手の良さを感じました。

しかも、それぞれの会計ソフトの値段を比較すると、マネーフォワードが一番安く利用できます。

【会計ソフト料金比較一例】(※すべて税抜き)
・会計freee……年23,760円(スタンダードプラン)
・やよいの青色申告オンライン……年12,000円(ベーシックプラン)
・マネーフォワード クラウド確定申告……年11,760円(パーソナルプラン)

もちろん、それぞれの会計ソフトのプランによって料金やサービス内容が異なるため、「すべてのプランにおいてマネーフォワードが一番安い」というわけではありません。その点、ご注意ください。

私は「簿記経験者」として会計ソフトをお試しし、比較検討したため、簿記初心者には「会計freee」や「やよいの青色申告オンライン」が合っているかもしれませんし、経験者でも、他2つのソフトのほうがいい、ということもあるでしょう。

一つ言えることは、せっかくお試しがあるなら試してみたほうがいい、ということです。フリーランスとして活動していくなら、会計ソフトとの付き合いは長くなります。最初から「使いやすい」ソフトを選んだほうが、のちに他ソフトへのデータの移行など面倒な手続きをする必要がなくなりますので、「無料お試し」を有効に活用しましょう!

まとめ

  • 会計ソフトは日々の帳簿付け便利!
  • マネーフォワードが仕訳入力&連携データの反映早くておすすめ!
  • 無料お試しを利用し自分に合う会計ソフトを見極める!

「会計ソフト3つもお試しするの面倒臭い……」と最初は思いましたが、お試ししていなかったらマネーフォワードの良さに出会えなかったので、心から「試して良かった!」と思います。

会計ソフトにはそれぞれ個性があるため、ぜひ無料お試しを有効活用して、自分に合うソフトを見極めてください。

帳簿付けにかける手間や煩わしさを減らして、事業に専念していきましょう!

私おすすめの会計ソフトの詳細については、「マネーフォワード クラウド確定申告の公式HP」をご覧ください。

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