こんにちはエンモジです!
雑収入と雑所得、名前が似ていて分かりづらいですよね。雑収入の場合、仕訳にも関わってきますし。
確定申告直前になって困らないために、
早めにしっかりと認識しておかなければ!
そう思ったので、雑収入、雑所得それぞれの内容や分け方についてまとめてみました。お困りの方は、ぜひご覧ください!
雑収入とは?
雑収入とは、事業所得に分けられます。会計ソフトを使っている方は、「売上」や「収益」の項目を見ていただくと、雑収入という勘定科目があると思います。
雑収入の勘定科目を使うときは、本業の直接的な売り上げじゃないけど、事業に関連する収入を得たときです。
仕訳は、その売り上げが普通預金に振り込みされた場合は下記になります。
借方 | 貸方 |
---|---|
普通預金×× | 雑収入×× |
「普通預金」は資産だから借方(資産の増加)で、「雑収入」は収益だから貸方(収益の増加)ですね。
雑所得とは?
所得は、10の種類に分けられます。そのうちの1つに雑所得があるのです。
所得の区分 | 内容 |
---|---|
利子所得 | 預金の利子等 |
不動産所得 | 不動産等の貸付 |
給与所得 | 給料等 |
山林所得 | 山林の譲渡等 |
一時所得 | 一時的な所得 |
配当所得 | 法人の配当等 |
事業所得 | 事業の所得 |
退職所得 | 退職金等 |
譲渡所得 | 資産の譲渡 |
雑所得 | 上記に当てはまらない所得 |
このように、事業所得に含まれている「雑収入」と、所得区分で事業所得と並んで分けられている「雑所得」は、全然別物であることが分かります。
最初は、10の所得区分とか、雑所得とか、よく分からないですよね。私もそうでしたが、ある日ふと「そういうことか!」と理解しました。
パズルのピースが合うみたいに、突然、急にです(笑)
仕訳はどうなる?
雑収入の場合は、事業所得として仕訳をしなければなりません。
しかし、雑所得の場合は、仕訳はしなくて大丈夫です。
事業所得に関連があるかないかで、雑収入になるか、雑所得になるかをきちんと分けていきましょう。
まとめ
- 雑収入は事業に関連のある収入のこと
- 雑所得は事業に関連のない所得のこと
- 雑収入は仕訳が必要で、雑所得は不要
雑収入と雑所得は名前が似ているため混ざることもありますが、全然別のものになります。事業に関連があるかないかで分けられ、仕訳の要否も出てくるので、どちらに分けられるか明確にしたほうがいいですね。
自分で判断することが難しい場合は、税理士など専門家に相談されることをおすすめします。