フリーランスが知っておくべき簿記について分かりやすく解説!⑥~収益編~

こんにちは、エンモジです!

今回は第5弾の費用に続き、同じく損益計算書に関わる収益について分かりやすくざっくり解説してきます。

「収益」という言葉は聞き馴染みがあると思いますので、簿記に対して苦手意識を持っている方もまずは踏み込んでいってみましょう!

第5弾の費用編についてはフリーランスが知っておくべき簿記について分かりやすく解説!⑤~費用編~ をご覧ください。

目次

収益とは

簿記でいう収益とは、売上高などです。事業の売上、収入などと考えると分かりやすいでしょう。

仕訳をするときには、借方が「収益の減少」、貸方が「収益の増加」となり、関わる決算書は「損益計算書」です。

収益の勘定科目

収益に該当する主な勘定科目をまとめてみました。

  • 売上
  • 受取利息
  • 雑収入 など

雑収入とは、本業とは別の事業に関連のある収入のことをいいます。

エンモジ

雑収入に似た言葉で「雑所得」があるので、混同しないように注意してくださいね。

雑収入と雑所得の違いについては「雑収入と雑所得の違いとは?フリーランスは知っておきたい分け方」をご覧ください。

収益の仕訳例

エンモジ

収益に関するよくある仕訳を、いくつかご紹介しますね。

【仕訳例①】商品を50,000円売り上げ、代金は掛けとした。

借方貸方
売掛金50,000円売上50,000円
売上が50,000円増加して、売掛金も50,000円増加した。

【仕訳例②】商品を掛けで100,000円売り上げていたが、そのうち20,000円が返品された。

借方貸方
売上20,000円売掛金20,000円
返品されたことで売上が20,000円減少し、売掛金も20,000円減少した。

【仕訳例③】A社への貸付金100,000円が現金で返済された。その際、貸付利息1万円も現金で受け取った。

借方貸方
現金110,000円貸付金100,000円
受取利息10,000円
貸付金100,000円が減少し、貸付利息を含め現金が110,000円増加した。
また、受取利息10,000円が増加した。

まとめ

  • 収益は事業の売上、収入
  • 収益の増加は貸方、減少は借方
  • 雑収入は本業とは別の事業に関連のある収入のこと

損益計算書に関わる費用と収益は、言葉的にも対になっているため分かりやすいと思います。収益が多いほうがもちろん、利益があるということなので、費用ばかり増加しないように注意して事業を行なっていきましょう。

雑所得で処理してしまうと青色申告の対象にはならなくなってしまうので、雑収入の扱いには気を付けてくださいね。

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